成人式に振袖を着る理由とさまざまな地域の成人式

成人式の日、街中やテレビなどで振袖姿の女性をよく見かけますよね。

その光景はとても華やかでですよね。

なぜ、成人式に振袖を着るのでしょうか。

意外と知らない方、多いと思います。

振袖は若い女性の礼服

洋服の場合は時と場所に合わせて、カジュアルウェアとフォーマルウェアと着る服を変えます。
着物も同じで、留袖、付け下げ、訪問着、振袖などさまざまな着物があり、時と場所により、着るものが異なります。
未婚の若い女性の礼装は振袖となります。
成人式は、冠婚葬祭の「冠」にあたる儀式、つまり最も格式の高い場。
ですから、女性は礼装となる振袖でのぞむのがマナーというわけです。

また、礼装で改まった席に臨むことで、大人になったという自覚を持てます。
華やかで格調高い装いをすることで、親に成長の報告と感謝の気持ちを伝えるのです。
一生に一度の成人式を大事な節目を思う気持ちが、振袖を着るという習慣につながったようです。

振袖には厄除けの意味がある

ゆらゆらと揺れる長い袖は、厄を払うとも言われています。
女性の本厄は19歳、33歳、37歳、61歳のため、成人式の前の年は本厄になります。
本厄では、男女共に体力に変化が訪れたり、家族や社会的な環境の変化が訪れやすい時期にあたるため、人生の門出に身を清めるという意味も込めて成人式で振袖が着られているのです。

地域によっては成人の日に成人式を行わない？？

成人の日は1月の第2月曜日とされていますが、地域によっては成人の日に成人式を行わない市区町村もあります。

その理由は、成人式への出席率をあげるため。

多くの人が成人式に参加できるように工夫されています。

成人式を気候のよい時期、人が集まりやすい季節に

よく雪が降る降雪地帯では天候の悪い1月を避けて、夏休みに地元を離れた人が出席しやすいようにとお盆の帰省に合わせて成人式をする地域もあるのです。
また、他県への大学へ通う人が参加しやすく、気候的に振袖で出席しやすい3月(大学生が春休みの時期)に成人式を行う地域もあります。

成人の日の前日に成人式が行われることも多い

地域によっては、成人の日の前日に成人式が行われるところもあります。
他県に出ている大学生や社会人の方のことを考慮し、成人式の前後を移動日にできるように、という考えからだとか。

誰もが知ってる人気スポットで成人式が行われている！

千葉県浦安市では、例年では成人の日に成人式が行われているのですが、成人式が行われているのは誰もが知ってるあの人気スポット！

「東京ディズニーランド」で成人式を行なっているそうです！

可愛いキャラクターに祝ってもらえるなんて、素敵ですよね♪

成人の日は1月の第2月曜日ですが、地域によってはさまざまな理由から違う日に行われています。
特に他県に出ている学生や社会人の方は、自分の地元では成人式がいつ行われるのかしっかり確認しておきましょう！

成人式に振袖を着るのには意味がある

成人式の振袖は、大人として人生を歩き出す自分を祝い、成人となった自覚を持つための晴れ着です。
独り立ちする記念に着るものだから、自分らしさを表せる振袖を選びたいですよね。

納得できる最高の一着に袖を通して、成人式に臨みましょう♪