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振袖の柄には意味がある(有職文様)

鶴や松竹梅などが古くから縁起のいいものとして親しまれてきた吉祥文様。

それとは別に、振袖や振袖の小物には「有職文様 ゆうそくもんよう」が使われているものも多くあります。

今回はその有職文様について、ご紹介いたします。

有職文様 ゆうそくもんよう とは

有職文様 ゆうそくもんようとは、平安時代以来、公家の服装や調度品などの装飾に用いられた独自の優美な様式をもつ文様の総称。

その中でも代表的な七宝、亀甲、花菱文の3つについてご紹介いたします。

七宝

振袖の柄_七宝

七宝とは、仏教の言葉で「金、銀、水晶、瑠璃(るり)、瑪瑙(めのう)、珊瑚、しゃこ」の七つの宝をさします。

円が四方八方または十方に広がることから、人と人との「縁」のつながりを示すといわれています。
また、文様が限りなく伸びることから子孫繁栄の意味もあります。

亀甲

振袖の柄_亀甲

亀甲は、正六角形が上下左右に並ぶ幾何学模様。

亀の甲羅に由来していることから鶴と同様に長寿の象徴として描かれています。

花菱文

振袖の柄_花菱文

菱形の中に花びらを4枚描いた文様。

平安時代から有職文様として一部の人たちしか使うことが許されなかったことから、高貴、上品という意味があります。

柄の意味を知ること

振袖の柄

振袖や振袖の小物に使われている柄の意味をご紹介しました。

見た目の好みはもちろん、ひとつひとつ柄や文様に込められた意味を知ることで、振袖だけでなく訪問着などでもふさわしい着物選びができます。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

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成人式の振袖

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